*平成16年度からの新教育プログラム概要*

 物質科学科・化学分野には,平成16年度からスタートした機能材料化学コースと基礎化学コースの二つの教育プログラムがあります。機能材料化学コースは統一基準としての技術者教育プログラム(日本技術者教育認定制度[JABEE]への平成19年度受審申請予定)に基づき,幅広い知識と実践力を修得した国際的に通用する化学技術士の育成を目指す教育プログラムです。基礎化学コースは,化学及び関連する理学から工学にわたる幅広い領域の知識を基に様々な分野で活躍できる人材の育成を目指す教育を行います。

1年次には,両コースとも
物理の科目を含む共通の専門基礎教育により,高校で学習した理工系の基礎知識の確認,整理および統合を行うとともに,より高度な専門的内容を学習するための基礎知識を習得します。2年次から,自らの適正と希望を配慮して,機能材料化学コースあるいは基礎科学コースのどちらかのコースに分かれ,化学および学際領域に関する専門知識の習得および実践を行います。

これらのプログラムにおける教育以上の高い化学的専門知識の獲得を目指す学生には,大学院博士前期課程(修士課程),さらには大学院博士後期課程への道が準備されています。

○日本技術者教育認定制度とは

 大学など高等教育機関で実施されている技術者教育プログラムが、社会の要求水準を満たしているかどうかを外部機関が公平に評価し、要求水準を満たしている教育プログラムを認定する専門認定 (Professional Accreditation) 制度です。

日本技術者教育認定機構(JABEE : Japan Accreditation Board for Engineering Education / 設立 19991119日)は、技術系学協会と密接に連携しながら技術者教育プログラムの審査・認定を行う非政府団体です。

○機能材料化学コースの教育プログラムは、JABEE(日本技術者教育認定機構)による審査を平成19年度に予定しています。本プログラムが国際的に通用する技術者教育プログラムとしてふさわしいかどうか審議され、JABEE認定基準を満たしたコースであると認定された場合、本プログラム修了生は、技術士の一次試験が免除されます。技術者として海外で活動する場合、または就職の際に優遇される可能性もあります。

○「技術士」は、「技術士法」に基づいて行われる国家試験(「技術士第二次試験」)に合格し、登録した人だけに与えられる称号です。国はこの称号を与えることにより、その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていることを認定することになります。